近況的な報告
ゼミ合宿が終わり、しばらくはその余韻に更けております。
スピノザ『神学・政治論(上)』
植木千可子『平和のための戦争論』
國分功一郎『近代政治哲学』
を昨日までに読了することに至りました。これもひとえに師のお陰でありましょう。
書評や中身の議論を私はするのが好きではありません。それと同様にエロゲのレビューもあまり好ましくはないです。
あらゆる人間の解釈がそこに詰まっている以上、それを批判することにあまり意味を持ちません。
彼または彼女がそこに一体何を描いているかを再解釈するべきの立場に私はいます。
同じロックやルソーを紹介していても、その読み方は人によって異なります。それは人の考え方に基づいて読み方に差異が出てくるからでしょう。その差異を否定して、自分にとって都合のいい解釈だけを取るのは好都合すぎます。
全ての解釈を比較し、自身で再検討する、そのプロセスに価値があると思います。なによりも、そのプロセスの能力が我々には足りていないのではないでしょうか。
そろそろ『よあけな』の続きを書きたいと思います。